”休日分散化 ”が導入された場合、”ゴルフ”には、どのような影響がでるでしょうか???
今回は、”ゴルフ”について考察してみます!
ゴルフ場側からみると・・・。
ゴルフ場は、これまでのGW期間中の集客が減ります。
そのかわり、新連休(GW)となる週で帳消しにすると思われます。
そのほか、別ブロックの新連休の週にも、集客が見込まれ、集客できる週が増えることが予想されます。
では、ゴルフ場を利用するゴルファーからみた場合、どうでしょう・・・?
たとえば、南関東ブロック(東京、神奈川を含む)が、5月第3週の(水)〜(金)が休日になるとします。2012年にあてはめてみると、5月23日〜25日が該当し、土日を含めると5月23日(水)〜27日(日)の5連休。
もしも、新連休(GW)の5月23日(水)〜25日(金)が、これまで通りの”平日料金”でプレーできるとなれば、多くのゴルファーはゴルフコースへ行くことでしょう!!
しかし、これらの(水)〜(金)に、多くの集客が見込まれるのであれば、ゴルフ場側は、従来の”平日料金”のままに設定しておくはずがありません!!
たとえば、都内の人が、新連休(GW)である(水)〜(金)に、同ブロックである千葉県のゴルフ場へ行く場合、千葉県も新連休(GW)となるため、間違いなく、”休日料金”に設定するでしょう!
つまり、同ブロックのゴルフ場へ行く場合、利用者にとっては、GWの週がこれまでと替わるだけで、従来のGW料金と、なんら変わりのない休日料金となり、メリットはないわけです・・・!(^^;
ところが・・・。
”休日分散化”には地域ごとのブロックがあります。
茨城県、栃木県、群馬県 などは、「北海道・東北・北関東」ブロック。
長野県、静岡県 などは、「中部・北陸・信越」ブロックです。
たとえば、都内の人が、別ブロックの ゴルフ場 へ行くことも充分にありえることになります!
すると、都内の人が新休日(GW)である(水)〜(金)に、茨城県や栃木県、群馬県などの別ブロックへゴルフに行く場合、別ブロックであるゴ ル フ 場 は当然、休日ではなく普通の”平日”。
しかし、他ブロックからの集客が見込まれる”平日”になるので、ゴルフ場側は、平日料金のままに設定しておくということは考えにくいといえます。
なぜなら、平日のゴルフ料金が安いのは、少しでも安い料金にして、できるだけ集客することが目的。したがって、”集客が見込める平日”であれば、安い料金にしておくはずがないのです。
しかしそうなると、たとえば、栃木県の人が、栃木県のゴルフ場へ行くような場合に休日料金だったら、栃木県の人は、間違いなく怒るでしょう!!
平日が休みの人や、休暇をとって平日ゴルフへ行ける人にとっては・・・。
自分が新連休(GW)のブロックでない週の平日にゴルフへ行くことを考えてみます。
たとえば、「北海道・東北・北関東」ブロックは、5月第4週の(水)〜(金)が休日になるとします。
2012年にあてはめてみると、5月30日〜6月1日が該当。
都内の人が、この(水)〜(金)に、栃木県のゴルフ場へ行くとします。
すると、当然のことながら、栃木県のゴルフ場は新連休(GW)なので、休日料金。
せっかく平日に安い料金でゴルフしようと思ったのに、”それはないでしょう!”ということになります。
このようなことから、住居や勤務地の証明するものを提示させるようにして、同じ日でも別区分の料金体系ができる可能性もあります。
これらは、北海道や沖縄、宮崎などへのゴルフ旅行を考えた場合も同様のことが考えられます。
また、新連休(GW)が、もし(水)〜(金)に設定されたとすると、残りの(月)と(火)の平日も、休日料金、もしくは、それに準ずる新GW料金(現在でいう4月30日などの平日は割高に設定しているコースが多い)になる可能性もあります。
つまり、最悪の場合、自分のブロックの新連休(GW)と、それ以外のブロックの新連休(GW)となる数週間に渡って、休日料金の日が多くなってしまう可能性があるのです!!!
もしも、ゴルフ場が良心的ならば、通常の休日料金よりは安く、平日料金との中間料金に設定する可能性がありますが・・・。
もっと、良心的なら、ゴルフ場のあるブロックが新休日(GW)の週だけ休日料金(または中間料金)。
さらに超良心的ならば、平日は平日料金のままに据え置き・・・。(これはまず、なさそうですが・・・)
とにもかくにも、この”休日分散化”は、ゴルフ場が上記のように良心的でない限りは、ゴルファーにとってのメリットは、ほとんどない”愚策” と、いってもいいでしょう!!!