2011年11月19日。
「ダンロップフェニクストーナメント」3日目が悪天候のため中止になりました。
先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目の中止に続き、今週も54ホールの短縮競技に・・・。
日本のゴルフトーナメントは男女とも、雨が降ると、すぐに中止にしてしまいます。
もちろん、台風や雷雨の場合は、中止でもやむをえないと思いますが、豪雨でなくても、小雨でなく、本降りの雨だったら、だいたい中止にしてるのではないでしょうか?
雨で中止にしない場合、また、前日にかなり雨が降ったような場合は、競技ルールで、"スルーザグリーンにおいてプリファードライ"にしてしまい、ボールを拭いてよくてフリードロップ(またはプレース)にしたりします。
そのほか、雨でなく、芝の状態が悪く泥がでてるようなコンディションの時でも、競技ルールで、"プリファードライ"にすることも。
主催側の中止の理由としては、"とても競技ができる状態じゃない"とのことですが、"プロに、いい状態の時にいいプレーをしてもらいたい"とか、"ゴルフファンに、プロのいいプレーを見てもらいたい"ということなのでしょう!?
しかし、プロの試合は、かなり過保護と言わざるをえません!
だって、毎試合、いいコンディションでプレーしているではありませんか!!!
ゴルフ場では、トーナメントに備えて、芝の状態も最高に仕上げていきます。
さらに天候もいい状態の時ばかり・・・。
雨で試合する時は、ショットやパットする直前まで、キャディーが傘をさしかけ、プロが濡れないようにしています。
また、グリーンに水がたまったら、ローラーをかけて水をかきだしているのです。
つまり、プロには、いい条件、いい状態の時にしかプレーさせてないように思えてなりません。
一般ゴルフファーは、よほどでない限り、雨の中でも普通にプレーしています。
(中にはキャンセルするゴルファーもいるかもしれませんが・・・)
もちろん、雨の中でのゴルフが好きな人はほとんどいなくて、渋々ゴルフするわけ・・・。
フェアウェイが全面カジュアルウォーターになっても、そのままボールを打ちます(ほとんどウォーターショット)。ショットすると"グシャ"っとなって、ボールはほとんど飛びません!ランもでません!
グリーンに水が浮いてもローラーがないので、パターで思いっきり打ったりします。
セルフプレーの場合は、傘をさしてくれる人もいないし、グリップやボールは拭いてくれないし、グローブはビショビショ!それでもゴルフするのです・・・。
また、一般ゴルファーは、プロのトーナメントするほど良い芝の状態でないゴルフ場ゴルフする場合が多いので、フカフカしてないフェアウェイ、ひどいとこでは泥が露出していたり、泥バンカーでは、泥のライからショットしたりしてるんです。
プロも、そんな条件下でのプレーをみせてもらいたいもの!
水びたしのフェアウェイから、プロがどれだけいいショットを打てるのか、泥のライからどうやってバンカー越えのアプローチするのか、観てみたいものです。
いつも、天候がよく、最高の状態に手入れされた芝の上から、いいショットするのは、プロならあたりまえ!!!
"雨がけっこう降っていたとしても中止にしないで競技やれ!!!"と、いつも思うRYOでした!