「接待ゴルフ」・・・。
この言葉・・・みなさまも、聞いたことはあることと思います。
前回書きましたが、1990年前半くらいまで、ゴルフ料金は、土日祝は3万円、平日でも2万円が相場でした。
一般人がゴルフ行こうと思ったら、食事代や交通費を入れると、土日祝で35000〜40000円、平日で25000〜30000円 くらいかかっていました。
簡単にいうと、
「接待ゴルフ」は、高級(高額)なゴルフに、お客様を誘うことで、楽しんでもらい、お客様のごきげんをとって、商談を成立させる!という接待方法の1つ。
そして、ゴルフ代はすべて、企業(接待する側)の接待費(交際費)を使うというものです。
そんな、高額なゴルフに、自宅まで送迎付でタダでゴルフができるという「接待ゴルフ」されれば、気分がよくなり、商談もトントン拍子ですすんだことでしょう!?
RYOは残念ながら一度も、タダでゴルフができる「接待ゴルフ」という恩恵にあずかったことはありませんが・・・。(泣)(笑)
噂によると・・・。
接待ゴルフ要員(接待する側)は、あまりゴルフが上手くない人がよかったようで、ゴルフが上手い人だと、お客様を不快にさせるので、接待ゴルフ要員としては、よろしくなかったみたいです。(上手いゴルフファーがヘタなフリをしてもミエミエなので)
とはいえ、あまりに下手な人だとお客様に迷惑がかかるので、それほど下手ではなく、それほど上手くないゴルファーが重宝したのだとか。
ほんとかどうかわかりませんが、
接待ゴルフ要員は、お客様が打ったボールをいち早く探し、ボールにたどりついて、もし、林の中の木の根元にボールがあったら、ちょっと蹴っとばして出してあげたり、ライがよくないところにボールがあったら、いいライのところにボールを乗せてあげる!(もちろんお客様にわからないように)
といったことをしていた!という噂も・・・。(^^;
もちろん、お客様が打ったショットやパットに対して、褒めまくることはあたりまえ!
そのほか、ゴルフ場への往復にハイヤーを使ったり、接待ゴルフ要員が、お客様の家まで送迎したりしていたようです。
接待ゴルフ要員は、タダでゴルフができるとはいえ、自分がゴルフを楽しむことは、ご法度だったのだとか・・・。(^^;
ところが、バブル崩壊後、企業の接待費(交際費)が大幅に削減され、接待ゴルフは激減しました。
(とはいえ、現在でも接待ゴルフをしてる会社もあるでしょうが、そんな企業は、きっと景気のよい優良企業なのでしょう!?)
しかし、バブルが崩壊するまでは、
自腹でゴルフを楽しむ人って、わずか1割しかいなかった!ってこと、みなさんは、ご存知でしたか???
そう、ゴルファー全体の9割が接待ゴルフをする人 だったわけです。
つまり、ゴルフ場で領収書をきってもらってゴルフをしていた人が9割ということ。(←これ!ほんとの話!!!)
それだけ景気がよかったのでしょうね?。(^^;
そう、かつてのゴルフ業界は「接待ゴルフ」に支えられていたのです。
バブル崩壊により、企業の接待ゴルフが大幅に削減され、9割を占めていた接待ゴルファーが、ごっそりといなくなったわけですから、客は大幅に減り、ゴルフ業界は大打撃となりました。
特に接待ゴルフが多かった平日の客は激減。
つまり、接待ゴルフがなくなると、そんなにお金のかかるゴルフを、自腹をきってまで楽しもうとする人は、ほとんどいなかった!というわけ!
それが、その後のゴルフ場の経営を圧迫、会員権相場の大幅下落となり、経営破綻するゴルフ場が続出していく序章となることに・・・。
RYOがゴルフをはじめた頃は、1回の土日祝のゴルフで40000円くらいかかっていたので、月に1回ゴルフするのは、たやすいことではありませんでした!(^^;
そして、その頃、RYOは自腹でゴルフする1割の中の1人だったわけです。
同年代でゴルフする仲間がいないわけですよね?!(^^;
そんなに、お金のかかっていたゴルフが、今では、その頃の半額以下の金額でプレーできるようになるなんて、ほんとに、信じられないことなのです。
ある意味、”近年ゴルフをはじめた人は恵まれているなぁ?!”
と、ときどき思うRYOでした!(^^