2012年11月30日

長いパター使用禁止に?

2012年11月28日、「R&A」と「USGA」は、長尺パターやベリーパター(中尺)といった、いわゆる長いパターを使用したパットの打ち方を規制する方針を発表しました。
規制されるのは、”パターのグリップエンドをあご、胸、腹などにつけて固定する打ち方”で、長いパターの使用自体が禁止になるわけではありません。
まあ、この打ち方をしないのであれば、長いパターにする意味がほとんどなくなるので、この打ち方が規制されたら、”長いパター”も絶滅するとは思いますが・・・。
まだ正式に決定したわけではないですが、来春決定すれば、2016年1月から禁止されるとのこと。

この打ち方は「アンカーリング」という呼び名があるようで、”グリップエンドを支点にして振り子のようにヘッドを動かすだけ”ということから、”ゴルファー自身が振り子の動きをコントロールすることによってできるようにするべき”という意見があり、以前から議論があったようです。

たしかにこの打ち方、ゴルファーが自分でパットのするというより、道具(パター)まかせの感が強く、ちょっと ”インチキくさい打ち方”ではあると、RYOも前々から感じていました。

とはいえ、使用しているのはシニアプロが多く、RYOのまわりには、長いパターを使用している人はほとんどみたことがありません!
一般のアマゴルファーで、実際に使用してる人は多くないのでは???
(見たことがない、または、周囲にいないだけかもしれませんが・・・)
RYOが思うに、長尺パターって、カッコよくないし、かなり、”じじいくさい!”と感じるので、多くのゴルファーが同じように思っているのかも?(^^;

以前一度だけ、知り合いの知り合いが、長尺パターを持っていたことがあります。
実際に見たのは初めてだったので、ゴルフ場のパッティング練習グリーンで、ちょっと借りたことがあります。
その”インチキくさい”と思っていた打ち方ですが、実際に打ってみたら、そう簡単ではありませんでした!
まあ、そんな簡単ににうまくいくようなら、みんな使ってますよね!?(^^;
その時思ったのは、1メートル以内のショートパットは打ちミスが少なく感じましたが、”距離感が全くとれない!”というのが印象。特にロングパットは、全く”ノーカン”でした!(^^;
練習と経験を積むことによって、振り幅の間隔が養われるのでしょうが・・・。

タイガー・ウッズなどは、この打ち方に以前から異論を唱えていたようですが、ミケルソンや石川遼くんなどは、”今さら規制するのは反対”といった意見のようです。
最近のメジャー5大会のうち、3大会で、この打ち方の選手が優勝しているらしく、ここにきて、この議論に拍車がかかったということなのでしょうか?
ただ、たしかに今さらでもあります。
このパターが登場した1980年代に、すぐ議論するべきでした。
規制が決定したとしてもルールが実施されるのは2016年って、なんでそんな先なの?と思いましたが、現在使用している選手への配慮(元のパターに戻すための期間)なのでしょう。

誰でも、長いパターでその打ち方をすればうまくいくのなら、みんな苦労せず、ほとんどのゴルファーが利用してもおかしくないのですが、誰でもうまくいくわけではなく、合う人と合わない人が当然いるわけです。

ただ、もし規制するにしても、”プロだけ”にしたほうがいいように思います。
一般アマゴルファーにまで規制することはないのでは?(使用している人少ないと思いますが)

はっきりいって、”プロゴルファーには、もっと、道具規制をするべき”と、RYOは、ずっと以前から思っているのでした。
たとえば、ユティリティクラブ、ショートウッド、ボール、シャフトなどなど・・・。
これについては、また別途書く予定です。
posted by RYO at 18:24| ゴルフ用具などの規制について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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