開始10分前に現地に到着したのですが、2階席へ・・・。
開始の頃には、約2000人収容できる会場がほぼ満席で、立ち見の人も多くいるくらいの人が来場していてビックリ!!
説明会が始まり、太平洋の取締役など経営陣や弁護士などから説明と詫びの言葉。
これまでの経営悪化の原因や、今後の方針など、納得いくようなろくな説明がなく・・・。
その後、債権者である会員からの質疑応答。
約2時間の会期中、会員からの怒号の嵐!!!
昨年春あたりに経営陣が一新されたようで、経営を悪化させた張本人の社長などは変わっていたのです。
現社長は、以前のことはわかりません!の一点張りの逃げ回答。
肝心の責任を問うべき経営陣はすでに退職したのか?逃げていた!というわけ!
おそらく、責任を取らずに、たんまりと退職金を受け取って逃げたと思われ、会場内の怒声が収まることはなかったのでした!
今回の会での最大の論点と思われたのが、スポンサーが、”アコーディア”になったこと!
多くの会員の発言は、これまでアコーディアグループになったことで最低になってしまったというゴルフ場の話を出し、”太平洋がアコーディアグループになることを阻止しよう!”という意見になり、会場に詰めかけた会員のほとんどは賛同したような雰囲気に包まれました!
太平洋のブランド価値、高級志向はなくなる!
ビジター料金がかなり安くなり、大衆コースとなる!
客層が低下する!
コースコンディションが低下する!
年会費を徴収される!または、値上げされる!(太平洋クラブ正会員は、これまで年会費が免除だったらしい)
食事がまずくなる!
スタッフの応対が低下する!
というような意見が多く出され、アコーディアに対するイメージの悪さは、RYOを含め、ここに来場していたほとんどの会員の共通認識であるようでした。
今回太平洋側は、これまでのブランドイメージやメンバー待遇、コースコンディションは維持する!と主張していました!
もし、そうなるのであれば、アコーディアでもいいのですが・・・。
しかし、これまでアコーディアになってしまったゴルフ場でも、同様の説明があったにもかかわらず、そんな約束が守られることもなく、ひどいゴルフ場になってしまった!というような発言も・・・。
そして、会員が団結して、なんとしても、アコーディアグループになることだけは阻止しましょう!という会員側の意見でまとまったような感じで、すでに、”太平洋クラブを守る会”を立ち上げているようなので、そこへの賛同を呼びかけた説明会だったのでした!
どこがスポンサーになるにせよ、債権が返還されることは、ほぼなくなったわけで、退会せずに、最後まで会員でいるしかない!って感じ!
それなら、これまで通りのプレー権はもちろん残ることは前提として、コースコンディションや、ブランドイメージなども維持してもらいたいもの!
年会費は、債権を返却しないなら全員免除にするべきで、値上げなんてしようものならとんでもない!といえます!
一方、アコーディア傘下になるのを阻止して独立運営になった浜野、磯子C傘下になったキングフィールズのような例(たぶん?)もありますが、太平洋もアコーディアのスポンサーを阻止したとして、もっとよい再建ができるのか?
新たに会員から、再建費用を払うことになったら、ちょっと困るし・・・。
太平洋の会員は約2万人もいるんだそうです!すごいっ!
また、太平洋クラブは、多くのゴルフ場の共通会員権であるクラブで、かつては、数千万円(バブルの頃は億以上かも?)の会員権だったこともあり、弁護士やマスコミ関係など、多くの有識者も在籍しているよう。
5月中旬に、再生計画案が送付されてきて、債権者の過半数以上の賛成があると、アコーディアをスポンサーとした民事再生手続きが成立してしまうらしく、今後、いったいどうなることやら・・・。
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