結局は、来春の統一地方選挙直前の値上げでは選挙に勝てない!とのことから、方針転換したようで、民主党が得意の選挙の前だけ国民にいい顔する作戦の1つでしょう。
2010年12月17日時点での、2011年4月からの普通車の新高速道路料金がどうなるか?まとめると・・・。
@土日祝は現行通り、休日特別割引が継続し、土日祝は大都市圏を除くエリアで上限1000円。現行通りETC搭載車には適用されますが、ETC非搭載車にまで適用する方向で調整中。
A平日の上限2000円は適用。(2010年4月の時点では、大都市圏を除くという認識でなかったのですが、実際に、大都市圏を含んで上限2000円となるのかは、今だ不明。)
B通勤割引(ETC搭載車)は継続。
C首都高速(及び阪神高速)は、MAX900円の距離別料金制度を導入。(ETC非搭載車は一律MAXの900円)
D首都高速の日祝割引(東京線:500円、神奈川線:400円)が継続されるかは不明。
E大都市圏の土日祝割引が継続されるかは不明。
Fアクアライン料金、ETCマイレージサービスが継続されるかは不明。
というところです。
この案になった場合、
Dが廃止になると、首都高は距離別料金により、日祝は値上げ、土曜平日はやや値上げ(よほど近距離以外の車以外)となります。
(東京線+神奈川線を利用の車の日祝料金は、現行の日祝割引:900円(500円+400円)と、距離別料金上限:900円で同料金。土曜平日料金は、1300円(700円+600円) → 900円で値下げ。)
首都高以外の高速道路は、土日祝はEがどうなるかわかりませんが、ほとんど値上げにはならなさそう。Fが廃止された場合はちょっとだけ値上げ。
平日は、近距離は通勤割引継続で現行通り。長距離は上限2000円導入で値下げ。
といった感じで、2011年4月からの値上げは、とりあえず回避されそうです。
また、FのアクアラインとETCマイレージがどうなるのか?の報道がないので、見守っていきたいところ。
しかし・・・。
土日祝については、上限1000円の休日特別割引導入以降、渋滞がひどくなっていることは間違いありません。
これが2011年4月以降、ETC非搭載車にも拡大されると、さらなる渋滞を引き起こす可能性
が充分にあります。(平日については、安くなるのが長距離だけなので、特に渋滞することにはならないと思いますが。)
また、この案が導入された場合、高速道路の割引財源が2年で底をついてしまうらしく、それ以降は、マニュフェストの無料化どころか、急にすべての割引制度が廃止されてしまう可能性があり、そうなるとまた困りますが・・・。
ちなみに、財源の関係で、来年度の無料化区間の拡大は見送りとなるようです。